YouTubeチャンネル復活の儀。AIでゲームを作り、声を作り、動画まで一人で完成させた

AI・Webツール

半年ほど止めていたYouTubeチャンネルを再開しました。

復活一本目に何を出そうか。

普通に雑談してもいいし、AIニュースでもいい。でもせっかくなら、この半年くらい裏でやっていたことをそのまま動画にしてしまおう。

ということで今回は、

AIでゲームを作る。
AIでキャラクターを作る。
AIで声を作る。
OBSでゲームを録画する。
DaVinci Resolveで編集する。
そしてYouTubeに投稿する。

ここまで全部やってみました。

結果から言うと、今のAIはかなりヤバいところまで来ています。

「一般人でも色々作れるようになった」という段階を、そろそろ超えつつあります。

今回作ったのは「インフルエンサー育成ゲーム」

今回動画にしたのは、ブラウザで動くカジュアルゲームです。

主人公は銀髪のインフルエンサー、星凛。

最初のフォロワーは128人。

配信内容や案件を選びながら、目標の100万人を目指します。

ゲームはこちら。

目指せビッグなインフルエンサー|Takenoko Lab
無名の配信者・星凛を100万人フォロワーへ。選択次第でバズ、炎上、失踪、人生逆転。1/256の超バズを引き当てろ。

基本操作はかなり単純です。

そのターンに表示される案件から、やりたいものを選ぶ。

成功すればフォロワーが増える。

たまに大バズする。

失敗する。

炎上する。

お金がなくなる。

アンチが増える。

体力も削れる。

そして、突然終わることもあります。

ゲーム上ではすべてを細かく説明していません。

裏では危険度やアンチなどが少しずつ蓄積されていますが、プレイヤーから見ると、

「順調だな」

と思っていたら突然ドボンすることがあります。

その方が面白いので、そうしました。

1周目は突然終了

今回の動画では、実際にゲームを2周しています。

1周目はフォロワー128人からスタート。

最初は、

83人増えた。

98人増えた。

という程度。

ところが突然、

「AIと本人の違い当てクイズ」

が流行して、一気に2000人以上増加。

さらに作業用BGMとして謎に人気が出て、1万人以上増えます。

しゃべっているのに作業用BGM扱いです。

この辺から既に意味が分かりません。

その後は金欠になったり、詐欺サイトに引っかかって本当に3000ドル失ったりします。

そして謎の「パメラグループ」案件。

何の会社なのかよく分からない。

でも、なんとなく儲かる。

指名も入る。

封筒も分厚い。

深く考えないことにします。

フォロワーは少しずつ増えて7万人を突破。

ところが、そのあたりから失敗が増え始めます。

体力も危ない。

アンチも増えている。

そして突然、

「とんでもないことが発生。」

赤い画面。

活動終了。

何が悪かったんでしょうねぇ。

2周目は210万人で逃げ切る

当然リベンジします。

2周目は序盤をサクサク進めます。

いつ終わるか分かりませんからね。

今回もパメラ案件は好調。

3万ドルの高級椅子を買って、

「普通の椅子です」

とレビューして3万ドルを溶かしたりします。

地味に金持っています。

しかしフォロワーは1万5000人あたりで停滞。

失敗も続きます。

ところが突然、プラス3万人のバズ。

そこから流れが変わります。

4万人。

5万人。

6万人。

そして、

「10万人を超えるまで配信終われません」

が大バズ。

フォロワー27万人へ。

有名になるにつれてアンチも増えます。

体力も危ない。

心も荒れてくる。

そしてなぜか犬と戦います。

さらにその犬との案件が大当たり。

44万人から一気に78万人。

そこから少し伸ばして80万人。

目標100万人は目の前です。

最後に引いたのが、

恋愛リアリティ番組への出演。

これが一撃131万人増。

最終フォロワー、

約210万人。

今まで数百人、数千人ずつ増やしていたのは何だったのでしょう。

完全にバブルです。

1周目で欲張った結果を学習しているので、今回はここで終了。

売れたら逃げる。

無事、逃げ切りました。

ゲーム制作はClaude CodeとAstra

このゲームを作るにあたって、かなりAIにコードを書かせています。

主力は、

Claude Code

ChatGPT

です。

今のAIコーディング環境で特に大きいのは、「コードを書ける」こと以上に、

作る → 遊ぶ → 問題を見つける → 直させる

というループが速いことです。

今回のゲームも、最初から完璧な設計書を書いて作ったわけではありません。

まず動くものを作る。

プレイする。

「ここ弱いな」

「中盤がダレる」

「案件の種類を増やそう」

「突然死した方が面白い」

「スマホ画面が微妙」

など、遊びながら修正しています。

AI時代の個人ゲーム制作は、かなりこの形になっていく気がします。

全部自分でプログラムを書く必要はない。

でも、

何が面白いのかを決める必要はある。

ここはAIに丸投げしてもなかなか出てきません。

キャラクター画像もAI

星凛の画像も生成AIです。

今回使っているのは主に、

Google Gemini
ChatGPTの画像生成
SDXL

です。

一つのAIだけに全部やらせるより、得意なところを使い分けています。

キャラクターの基準になる画像を作る。

全身を作る。

表情差分を作る。

ゲームイベント用の画像を大量に作る。

失敗。

バズ。

炎上。

不穏。

成功。

プレミア級の成功。

必要なものを先に作ってゲームへ入れています。

ゲーム中にリアルタイム生成しているわけではありません。

つまり見た目はAIゲームっぽいですが、中身は割と原始的です。

事前に大量の画像を作って、イベントに応じて表示する。

だから表示は速い。

生成待ちもありません。

カジュアルゲームなら、この方式はかなり実用的です。

そして今回、一番驚いたのがAI音声

今回初めて本格的に使ったのが、

Google Gemini 3.8 Flash TTS

です。

星凛用に、

「若い日本人女性」
「少しギャル」
「少しアニメ」
「明るい」
「やや高め」
「配信者っぽい」

という方向でカスタムVoiceを作りました。

これが想像以上でした。

リアルすぎます。

AI音声の進化というと、

「昔より自然になったね」

くらいを想像していました。

違いました。

普通に人間がしゃべっているように聞こえます。

むしろ今回困ったのは、

リアルすぎる。

ことでした。

星凛は架空のキャラクターです。

ところが声があまりにも普通の若い女性っぽいので、

「本当に誰かにナレーションを頼んだ?」

という雰囲気になる。

そこで少しアニメ寄り、少しギャル寄りに調整しました。

現実5、アニメ5くらい。

それでも十分リアルです。

今回の動画を作っていて、一番

「これ、この先どうなるんだ」

と思ったのがここでした。

カスタム音声には固有IDがある

Google AI Studioで何度かVoice Designを試していたところ、

Seirin 1
Seirin 2
Seirin 3

というカスタムVoiceが大量にできました。

没まで保存されていました。

Pythonから保存Voiceを確認してみると、

voice_50h64n4tmzn6
voice_s6sl04qjs6qv
voice_zkf9q3sqn6r1

のように、それぞれ固有のVoice IDを持っています。

つまり、気に入った星凛の声を固定してAPIから再利用できます。

これはキャラクター運用にはかなり大きい。

画像だけでなく、

キャラクターの「声」まで固定資産になり始めています。

ただし現時点では保存Voiceに期限があるので、長期IPとして完全固定できるかという問題は残っています。

この辺は今後の課題です。

画面録画はOBS

ゲーム画面の録画はOBS Studio

久しぶりに触ったので、

「画面どうやって撮るんだっけ」

から始まりました。

ウィンドウキャプチャでブラウザゲームを指定。

不要部分をクロップ。

録画開始。

非常に普通です。

ただ今回、実際に録画して気づいたことがあります。

ゲーム画面が動画向けに作られていない。

ブラウザで遊ぶ分には問題ありません。

しかし16:9で録画すると、

余白が広い。

文字が小さい。

ゲーム部分が中央に寄りすぎる。

サムネイルは派手なのに本編画面は地味。

このギャップがかなり気になります。

今後はゲーム画面側も、

遊ぶためのUI+動画映え

を意識して直す予定です。

動画編集は無料のDaVinci Resolve

編集はDaVinci Resolve

無料版です。

今回はゲーム自体が静的なので、編集もそこまで派手にはしていません。

プレイ動画を置く。

不要部分をカット。

TTS音声を並べる。

間が長いところを削る。

BGMを薄く流す。

バズや突然死など重要部分だけ少し強調する。

これくらいです。

ただ、ここでも一つ問題が起きました。

AIで作ったパーツの品質が高すぎる。

画像は綺麗。

TTSも綺麗。

サムネイルも綺麗。

すると、

編集の雑さが逆に目立つ。

昔なら、

「個人制作だからこんなもん」

で済んだ部分が、素材だけ商用レベルに近づいてくると気になります。

AI時代は制作能力そのものより、

編集
構成
見せ方
選別

の比重が大きくなりそうです。

BGMも薄く入れる

実況の間に5秒から20秒くらいの空白ができるので、BGMも薄く敷きました。

無音だと「何もない時間」に感じます。

でもBGMがあると、

「間」

になります。

これは地味ですがかなり重要でした。

実況を全部詰め込む必要もありません。

5秒ならそのまま。

10秒なら一言。

20秒なら裏話。

長すぎればカット。

これくらいで十分です。

実況にはゲーム制作の裏話も混ぜた

動画中ずっとゲームの出来事だけ説明していると単調です。

そこで途中に、

「このゲーム、ブラウザだけで動いています」

「コードはかなりAIに書かせています」

「画像はリアルタイム生成ではなく事前生成です」

「この実況の声もAIです」

「裏では危険度やアンチが蓄積しています」

など、制作裏話も入れました。

特に、

『ちなみに、この実況の声もAIです』

は今後かなり使えるネタだと思っています。

知らずに聞いたら、普通の女性ナレーションだと思う人もいるはずです。

今回使った制作環境

改めて整理すると、今回の動画一本に使ったものはこんな感じです。

用途使用したもの
ゲーム制作Claude Code Pro / ChatGPT Astra Pro
キャラクター・ゲーム画像Google Gemini / ChatGPT画像生成 / SDXL
キャラクター音声Google Gemini 3.8 Flash TTS
ゲーム録画OBS Studio
動画編集DaVinci Resolve 無料版
公開YouTube
ゲーム本体ブラウザゲーム

こうやって並べると、結構すごい。

ゲーム開発。

イラスト。

声。

収録。

編集。

公開。

全部別分野です。

以前なら、それぞれ別の技術が必要でした。

今はAIを繋いでいけば、個人でも全部触れます。

でも「誰でも作れる=誰でも売れる」ではない

ここが一番重要だと思っています。

今回、一本作ってみて強く感じました。

AIのおかげで、

「作れない」

はかなり減っています。

しかし、

「何を作るか」

「どこが面白いか」

「どこを削るか」

「誰に見せるか」

「どう売るか」

は残っています。

むしろ制作コストが下がれば下がるほど、そこが重要になります。

AIで美少女を作る。

AIでゲームを作る。

AIで動画を作る。

AIで声を作る。

ここまでは、どんどん普通になるでしょう。

問題は、

その美少女に何をさせるのか。

です。

詐欺に引っかける。

謎の会社で働かせる。

犬と戦わせる。

突然活動終了させる。

恋愛リアリティ番組で一撃130万人増やす。

この辺は作る側の仕事です。

AI時代、一般人が何でもできるようになってきた

今回のYouTube復活一本目は、別にバズ狙いではありません。

半年止まっていたチャンネルを、

「また少しずつやります」

という復活宣言です。

でも結果的に、生成AIの現在地を一通り体験する動画になりました。

コードが書ける。

絵が作れる。

声が作れる。

動画が作れる。

一人でゲームまで作れる。

そして、それらを組み合わせられる。

数年前なら、

「そんなこと個人で全部やるの?」

だったものが、

今は普通にできます。

正直、便利です。

そしてちょっと怖い。

特にTTSのリアルさにはかなり驚きました。

これから生成AIがさらに進化すると、

「何が作れるか」

より、

「何を作るか」

の勝負がますます強くなりそうです。

とりあえず、YouTube復活の儀は完了。

また細々と作っていきます。


ゲームはこちら。

目指せビッグなインフルエンサー|Takenoko Lab
無名の配信者・星凛を100万人フォロワーへ。選択次第でバズ、炎上、失踪、人生逆転。1/256の超バズを引き当てろ。

作者サイト「タケノコラボ」

今回作った動画もYouTubeで公開しています。

そして次は、ゲーム画面そのものをもう少しサムネイルに負けないくらい華やかにしていく予定です。

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