生産して、高く売る。それだけ。毎回違う競馬界で遊ぶ「競走馬生産牧場シミュレータ」

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競走馬を生産して、高く売る。

『競走馬生産牧場シミュレータ』の遊びを、一言で説明するとこうなります。

繁殖牝馬を買い、種牡馬を選び、生まれた仔馬を育てて売る。その売上を次の生産に回し、牧場を続けていく。プレイヤーが担当するのは、競馬の世界を支える「生産者」の仕事です。

そして、もう一つ大きな特徴があります。新しいゲームを始めるたびに、競馬界の箱庭がリセットされること。同じ名前の馬が登場しても、能力は毎回違います。

以前の記事では遊び方や開発の話を紹介しました。今回は、ほかの競馬シミュレーションと比べて、どこに楽しさを置いているゲームなのかを紹介します。

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プレイヤーの勝負どころは、牧場とセリ

競馬ゲームと聞いて、愛馬を鍛え、出走するレースを選び、大レースの制覇を目指す遊びを思い浮かべる方も多いと思います。

このゲームで考えるのは、どの繁殖牝馬を買うか、いくらの種付料を払うか、どこまで育て、いつ売るかということです。

高い種牡馬を付ければ、そのぶん生産費用が増えます。育成を続ければ、売上が入るまでの時間と維持費も必要です。セリで良い値が付いても、費用がかかりすぎていれば牧場の利益は残りません。

「良さそうな馬が生まれた」で終わらず、「いくら使って、いくらで売れたか」まで考える。

そこが、生産牧場の経営を遊ぶ面白さです。

ニューゲームのたびに、新しい競馬界が始まる

本作の箱庭は、ニューゲームごとに作り直されます。

前のプレイで頼りになった名前を見つけても、今回も同じ能力とは限りません。「この名前の種牡馬を選べば安心」という覚え方だけでは、次の牧場経営はうまくいかないのです。

その世界の種付料や評判、産駒の成績を見ながら、あらためて判断していきます。

前回は気に留めなかった馬が、今回は気になる存在になる。同じ名前なのに、違う印象が残る。プレイをやり直すたびに、馬との出会いも変わります。

なお、ここでいうリセットは「ニューゲームで最初から始めるとき」のことです。ゲームを開くたびに、それまでの進行が消えるという意味ではありません。

覚えるのは、当たり馬の名前よりも見極め方

同じ名前でも能力が変わるからこそ、繰り返し遊んで身に付くのは、情報の読み方です。

種付料は予算に見合っているか。評判に対して産駒の成績はどうか。生まれた仔馬を早めに売って資金を回すか、費用をかけて育成するか。

馬の本当の能力が、最初からすべて分かるわけではありません。見えている情報を手がかりに、まだ分からない部分を想像しながら決めることになります。

だから、前回の成功をそのまま繰り返すだけでは済みません。一方で、前回の失敗から学んだ資金の使い方や、馬を見る視点は次のプレイでも役に立ちます。

箱庭はリセットされても、プレイヤーの経験は積み重なる。 何度も遊ぶ理由を、そこに置いています。

「強い馬」と「高く売れる馬」の間にある面白さ

生産した馬の価値を考えるとき、競走能力だけを見ていればよいわけではありません。

血統への期待、市場の評判、馬体の見栄え、買い手の好み。セリでは、さまざまな要素が価格に関わります。

期待したほど値が付かないこともあれば、思った以上の値段で売れることもあります。そのたびに、配合が良かったのか、売り時が良かったのか、費用をかけすぎたのかと振り返る。

生産して高く売るだけ、と言えば単純です。でも、その「高く売る」までには、いくつもの判断があります。

売った馬の活躍が、あとから届く

牧場を出た馬たちは、箱庭の競馬界で競走生活を送ります。プレイヤーは、生産馬の成績やニュースを通じて、その後を見届けられます。

自分の牧場で生まれた馬が大きなレースを勝つ。安く売った馬が活躍して、うれしさと「もう少し高く売れたかも」という気持ちが一緒に湧いてくる。期待して送り出した馬の成績が伸びず、見立てを振り返ることもあるでしょう。

売却時点では分からなかったことが、その後の競走生活を通して見えてきます。引退時には本当の能力を確認する「答え合わせ」もあります。

セリの売上と、その後の活躍。一頭の馬から、違うタイミングで二度楽しめるのも、生産者という立場の魅力です。

こんな競馬ゲームを遊びたい方へ

本作は、次のような楽しみ方が好きな方に向けたゲームです。

  • 配合を考えたり、種牡馬や繁殖牝馬を見比べたりするのが好き
  • 限られた資金をやりくりして、利益を積み重ねたい
  • プレイするたびに条件が変わる世界で、試行錯誤したい
  • 自分の手を離れた馬の活躍を、生産者として見届けたい

Steam化するかどうかは、遊んでくれた方の反響次第

今のゲームの中心は、「生産して、高く売る」ことです。Steam版の制作は、まだ決めていません。

まずはこの形で遊んでもらい、その反響を見て判断します。反響がなければ、今の形のままです。

遊んでいるうちに、「自分の生産馬でG1制覇を目指したい」「生産馬を種牡馬として成功させ、その血統を広めたい」「お気に入りの牝系を何代も伸ばしていきたい」。そんなふうに、もっと先まで遊びたいと思ってもらえるなら、その楽しみを深めるSteam版を作りたいと考えています。

生産馬の活躍や血統のつながりは、今の箱庭にもあります。それをもっと長く追いかけ、自分なりの目標として遊び込める方向へ発展させるかどうかは、これからの反響次第です。

まずは一度、牧場を経営してみてください。「高く売るだけでも楽しい」「この先はG1や血統を目標に遊びたい」など、遊んで感じたことをコメントで教えてもらえるとうれしいです。

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詳しい操作や生産の流れは、競馬の生産牧場経営ゲームを徹底解説|種付け・セリ・攻略のコツで紹介しています。

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