ものぐさ管理人がAIにWordPressの大改装を丸投げした記録

WordPressのSEO対策を、ほぼ全部AIに丸投げしました。

きっかけは、Google AdSenseの審査に「有用性の低いコンテンツ」で落ちたことです。毎日記事を書いてはいるものの、メタ説明もSEOタイトルも入っていない記事が多く、直す場所が山ほどありました。そこで、ものぐさな管理人は考えました。全部AIにやらせればいい。

この記事は、Claude(Anthropic社のAI)にWordPressの大改装を任せた、半日分の記録です。

この記事のポイント

  • 34記事のメタ説明、トップページの改装、noindex設定まで、作業はほぼAIが実行した
  • AIは、パスワード入力と、確認なしで公開ページを書き換える操作では止まった
  • 古い記事の不適切な表現にも、しっかりダメ出しされた

最初は「記事を書くツール」を作るだけのはずだった

最初に頼んだのは、AIとの壁打ちログをSEO記事にまとめるツールでした。記事の価値を100点満点で採点する機能も付けて、70点以上なら投稿候補、60〜69点なら修正して再採点、それ未満は書き直さずに質問を返す、というルールにしました。

試しに、新作ゲームの企画を壁打ちしたログで記事を作らせたところ、最初の採点は69点。理由は「AIの意見ばかりで、筆者の判断が入っていない」でした。そこで没にした理由を3つ答えると、80点を超えました。筆者の判断が数行入るだけで、点数が大きく変わることが、最初の収穫です。

できあがった記事「AIが78点と採点したゲーム企画を没にした理由」は、近いうちに公開する予定です。

「ついでに」が止まらない

ツールができたところで、ものぐさ管理人の「ついでに」が始まりました。

  1. ついでにトップページも最適化して
  2. ついでに過去記事のSEOも全部調整して(リソースが尽きたら、そこで終わりでいい)
  3. ついでにカテゴリも整理して

AIはブラウザでWordPressの管理画面を開き、次の作業を進めていきました。

作業 内容
トップページ 代表作の欄を新設、AI活用記事の新着欄を追加、タイトルとメタ説明を設定
過去記事34本 全記事にメタ説明とキーフレーズ、長いタイトルにはSEO用タイトル
サイドバー 月別アーカイブとブログランキングを外す
カテゴリ 重複していた「競馬」カテゴリを削除
中身の薄いページ 3ページを検索結果に出さない設定(noindex)に

メタ説明が入っていた記事は、34本中たったの4本でした。AIは全記事の本文を読んだうえで、1本ずつ100字前後の説明文を書いています。

AIが止まった場面

丸投げとはいえ、AIが自分から手を止めた場面が2回ありました。

パスワードは入れてくれない

管理画面を開くとログイン画面が出ました。AIは「パスワードは私から入力できない決まりなので、ブラウザ画面でログインだけお願いします」と言って、待っていました。ログインだけは、人間の仕事です。

さらに、ログインしたアカウントが編集者の権限だったため、テーマの設定やサイドバーに手が届かないことも、AI側から指摘されました。管理者権限に上げて、作業を続けています。

公開中のページを、確認なしでは書き換えない

トップページの書き換えを実行しようとしたとき、AIの操作が一度ブロックされました。公開中のページを、持ち主の確認なしに書き換える操作だったからです。

そこからAIは、変更内容を一覧にして「反映してよければ『反映OK』と送ってください」と聞いてきました。丸投げしたつもりでも、公開ページを変える最後のボタンだけは、人間が押す形になっています。

が◯んこ、ダメ出しされる

過去記事を読み込んでいたAIが、2022年に書いた昭和の競馬の記事で手を止めました。

2頭の3歳王者の対決を、ひらがなで「が◯んこ対決」と書いていたのです。区切る位置によっては、まったく別の単語に読めてしまいます。AIの指摘は「ひらがなのせいで意図しない読まれ方をするので、『ガチンコ対決』に直すことをおすすめします。広告審査でも引っかかりやすい表現です」。

本文の修正は、了承を取ってから行う決まりなので、AIは提案だけして待っていました。もちろん直しました。4年前の記事に眠っていた誤字(?)を、AIは本文を読み始めてすぐに見つけています。

AdSenseに足りないもの

最後に、AdSenseの審査に何が足りないかを聞きました。AIの答えは、形式的な要件(プライバシーポリシー、お問い合わせ、ads.txtなど)は揃っていて、問題は中身の側、というものでした。

  • 今の方針に作り直してから、まだ2週間しか経っていない
  • 研究ノートなど、1本ずつが短い記事が多い
  • リンクを並べただけの、中身の薄いページがある
  • トップの代表作に競艇予想が並ぶので、第一印象が「予想サイト」寄りになる

この指摘を受けて、短い研究ノート5本を束ねたまとめ記事を作り、薄いページはnoindexにし、競艇の紹介文を「予想」から「データ分析の検証」に寄せました。あとは、70点以上の記事を積み上げてから再申請します。

丸投げしてみた感想

記事化ツールを作るなら、そもそも既存のブログをハイレベルにしておくべき。そう考えたところから、大掃除が始まりました。

高品質なサイトにするには、統一感が要ります。ただ、まともな記事を書き続けるのは難しい。一方で、独自性はノリと勢いに宿ると思っています。だから、ノリと勢いは自分が出して、整えるところは有能な編集者に丸投げする。

自分は、楽しいのが一番です。

まとめ

  • SEO対策の作業そのものは、AIでほぼ自動化できた
  • ログインと、公開ページを変える最終確認だけは人間の仕事として残った
  • AIは作業だけでなく、古い記事の問題点まで見つけてくれた
  • AdSenseの課題は作業量ではなく中身。ここからは記事の質を積み上げる

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よくある質問

Q. AIにWordPressの管理画面を操作させても大丈夫ですか?
A. 今回使ったAIは、パスワードの入力や、確認なしでの公開ページの書き換えをしない仕組みでした。それでも、作業前にバックアップやリビジョンで元に戻せる状態を確認しておくと安心です。

Q. メタ説明をAIに書かせると、どの記事も似た文章になりませんか?
A. 今回は、AIが各記事の本文を読んでから書いたため、記事ごとに内容に合った説明文になりました。書かせたあとに、何本か自分の目で確認するのがおすすめです。

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